以前シーラントについてお話をしましたが、シーラントは「入れて終わり」ではありません。
虫歯の治療や歯周病の治療と同じように、その後の経過を診ていく必要があります。
シーラントは徐々にはがれてきて、段差ができることにより、最近の住処になり、そこから虫歯になってくることがあります。定期健診を受けて、その状態をチェックしてもらい、はがれた部分は段差を研磨したり、シーラントを補充したりします。
よく6歳ごろに第一大臼歯にシーラントを入れますが、忘れがちなのが第二大臼歯!12~14歳ごろはえてきますが、この第二大臼歯にも深い溝があることが多くシーラントが必要なことがあるのです。乳歯が全部はえかわり中学生になると、歯科の受診率が極端に低くなります。「魔の中学二年生」と呼ばれることもあります。ぜひ、この時期にも定期的に受診してお口の中のチェックをしてもらいましょう。
シーラントはあくまで「奥歯の溝」に対する予防処置であり、歯と歯の間には効果がありません。ですから、シーラントを過信しすぎて虫歯はもう大丈夫と思ってしまうのはよくありません。やはり敵的に専門家の目でチェックしてもらうことが大事です!